選ばれる園になるための幼保ホームページ施策

近年、さまざまな施策によって待機児童が解消されつつあります。少子化も相まって、これからは保育園や幼稚園の生き残りが厳しい時代になるでしょう。その中で生き残るためには、保護者に「選ばれる園」になることが大切です。

ここでは、選ばれる園とは何か、そして選ばれる園になるためにはどうすればいいのかについて考えていきますので、アイディアの一つとして参考にしてください。

どんな会社にホームページを作ってもらうべき？

教育・保育内容の充実

スポンジのようにさまざまなことを吸収していく幼児期こそ、多くの体験をさせたいと考えるご両親は多いようです。

一方で、子供を習い事に通わせるのは、時間的にも費用的にも厳しいもの。毎日通う幼稚園・保育園で充実した教育・保育が受けられるなら、「通わせたい！」と考えてもらえるかもしれません。

カリキュラムの多様性

保護者に人気の教育プログラムやアクティビティは以下の通りです。

• 語学教育
• リトミック
• スポーツや体操を取り入れたプログラム
• 農業や山歩きなどの自然体験
• アート＆クラフト
• 簡単な化学実験
• クッキング

他にも、季節の行事やファミリーデイ、運動会・発表会、遠足・社会見学などを行うことで、子供たちの興味や才能を引き出すことができます。「成長を実感できる」と保護者にも人気のようです。

個別指導の充実

保育園では、子どもの人数に対して必要な保育士の人数が決められています。多くの園では、この人数を最低限満たす配置を考えていますが、この基準はあくまで最低人数。

保育士の人数が多い園ほど、「目が行き届いた保育をしてくれそう」「一人ひとりの個性や成長に合わせた保育を行ってくれそう」と保護者に好印象を持ってもらえるでしょう。

安全で快適な環境

当然ながら、保育園・幼稚園では子供の安全が第一です。子供同士でぶつかって怪我をしたり、思わぬ行動で怪我をしてしまうこともありますが、その都度誠実な対応で対策を立てていくことが大切です。

保育士さんが一人で問題を抱え込んでしまったり、園で問題を隠してしまうようでは、いずれ大きな事故に発展しかねません。保護者の間でも不信感が広がり、周囲に悪い評判が回ってしまう恐れがあります。

安全対策

具体的な対応策は、定期的な環境チェックや職員同士での情報共有、対応マニュアルの作成などです。交通量が多い道路に面した園なら、職員や用務員が登園・降園時の安全を確保することも重要になります。

防犯対策として防犯カメラの設置、災害対策として防災バッグの準備、定期的な避難訓練なども行っておくと安心です。

清潔な施設

施設が清潔に保たれていないと、「ちゃんと保育をしてくれるのか」と不安に思われるかもしれません。保育室や窓、トイレなどの掃除、道具やおもちゃの整頓などは定期的に行いましょう。清潔な環境を保つことは、感染症対策にも繋がります。

スタッフの質の向上

選ばれる園になるためには、保育スタッフの質も大切です。日々の忙しさに追われ、子供たちとの関わりをおろそかにする保育スタッフには、安心して子供を預けられないでしょう。

スタッフの質を向上させる方法として考えられるのは、以下の2つです。

研修制度の充実

スタッフに定期的な研修を行い、先進の教育方法や安全対策について学んでもらいましょう。スキルアップできる実感が湧くと、よりやりがいを持って保育に臨むことができます。

コミュニケーションスキルの
向上

保護者やスタッフ同士で円滑なコミュニケーションを取れている園ほど、保護者が安心感を覚えやすくなります。コミュニケーション研修を受けたり、職員同士で報連相を行う習慣をつけたりするなど、コミュニケーションを促進するための環境を整えましょう。

保護者との信頼関係の構築

保護者と保育園との関係が良好な園は、雰囲気も良く、保護者から選ばれやすくなります。保護者と信頼関係を構築する方法は、主に以下の3つです。

定期的な情報発信

園での活動や子どもの成長などについて、写真や報告書などを通して保護者に伝えましょう。普段、園での活動の様子を見ることのできない保護者にとっては、情報共有はとても嬉しいものです。

情報をもとに家庭内での対応を考えたり、園とのコミュニケーションが活発化したりする効果も期待できます。

個別面談の実施

保護者との定期的な個別面談を行うことで、保護者の子育て観や、子供の家庭での様子を共有したり、保育園への要望を確認したりすることが可能です。保育園と保護者が連携して子供の成長を見守ることができるでしょう。

イベントやワークショップの
開催

保護者も一緒に参加できるイベントやワークショップを開催するのも一つの手段です。普段とは違うイベントを通して、コミュニケーションの促進や、園と家庭の連携を強化することができます。

柔軟な対応

経営母体などによって難しいかもしれませんが、柔軟な保育をその時の事情や子どもの様子などに応じて、柔軟に対応してくれる園ほど選ばれやすくなります。

延長保育や休日保育

例えば、保護者のニーズに応じた柔軟なサービスです。延長保育や休日保育、早朝保育、夜間保育、24時間保育、新生児保育、病児保育などに対応してくれる園は、特にフルタイムで働く保護者に喜ばれるでしょう。

オンライン対応

保育所の申請がオンラインでできる、緊急時にオンラインで相談・報告が行える園なども人気です。

明確な理念とビジョン

保護者の中には、保育園が「どんな方針で保育を行っているか」を重視する人もいます。

保育方針は、ただフレーズを決めればいいだけではありません。しっかりと明文化したうえで職員みんなで共有し、方針に沿った保育を行うことが大切です。

園の理念や方針の明確化

園の理念や方針は、普段なかなか明確にする機会がないため、ホームページなどに掲載するのがおすすめです。

透明性の確保

園に預けたら最後、園内で何が行われているか分からない…そんな園には大切な我が子を安心して預けられません。選ばれる園になるためには、情報を公開し、透明性を確保することが大切です。

日々の園の様子はもちろん、園の運営に関する情報についても透明性を確保し、保護者に信頼される園作りを行いましょう。

大事なのは差別化と、特色を保護者に届くように発信すること

園の運営はとても忙しいうえ人手不足であることも多いため、ここで挙げた施策をすべて行うことは難しいかもしれません。

おすすめなのは、さまざまな施策をやろうとして疲弊するのではなく、「他の園ではやっていないこと」に力を入れ、差別化すること。そして、どんな施策を行っているのか、なぜその施策が必要と考えたのかが保護者に伝わるように発信することです。

どんなにすばらしい施策を行っていても、保護者に届かなくては意味がありません。ぜひ園独自のホームページを作って、園の取り組みや思いを発信してみましょう。

おしゃれなホームページを
作るには

せっかくホームページを作るなら、おしゃれなデザインにしませんか？「おしゃれ」とは「人に不快感を与えず、良い印象を与える」デザインのこと。おしゃれなホームページを作ることで、保護者に「きちんとしていそう」「信頼できそう」と好印象を持ってもらえます。

ここでは事例をご紹介しながら、おしゃれなホームページを作るメリットをご紹介します。

忙しくても更新しやすい
ホームページにするには

せっかくホームページを作っても、更新されず放置されているケースが少なくありません。長い間放置されたホームページは、ユーザーに不安感を与えてしまいます。それどころか、園の信頼性も損なってしまうかもしれません。

ホームページは、まめに更新するほど多くの人の目に留まりやすくなるため、「更新のしやすさ」に配慮した制作を行いましょう。

どんな園なのか、しっかり
ブランディングする

どんな園なのか、他との違いがどこにあるのかを分かりやすくアピールするのもポイントです。まずは、園の理念や、特徴的な取り組み、園の雰囲気などに着目してみましょう。

理念や雰囲気などに合わせてホームページをデザインすると、全体的に統一感が出ます。その上で、写真やテキスト、フォントなどを合わせると、園の個性が伝わりやすくなります。

保護者に届く
ホームページ施策とは

園のホームページを見てもらうためには、検索した時に上位表示されるようにすることが大切です。これをSEO対策と言います。

SEO対策としては、園が力を入れている分野をアピールして他園と差別化したり、保護者にとって有益な情報を掲載してサイトの評価を高めたりするのがおすすめです。

ここでは、SEO対策におすすめの、保護者が楽しめて時間をかけずに作成できるコンテンツ例をご紹介します。