保育園・幼稚園のホームページ制作で重要なMEO

保育園や幼稚園がホームページを制作する際、集客の取り組みに役立つのが「MEO対策」です。特にインターネットを使い、周辺地域で保育園や幼稚園を探している保護者にとって園をアピールする大きなきっかけになります。そこで本記事では、MEO対策とは何か、どのように対策を進めていけばいいのかなどについて解説します。

保育園・幼稚園のホームページで重要なMEOとは？

MEOの目的の概要

MEO（Map Engine Optimization）とは、マップエンジン最適化のことをいいます。Googleで施設を検索した際、検索結果にマッチした周辺の施設情報が表示された経験がある方もいるでしょう。Googleマップの地図検索で、自社の店舗や施設を検索結果の上位に表示させるための施策のことです。

例えば「◯◯市 幼稚園」と検索すると、その地域にある幼稚園が表示されます。これにより、周辺で施設を探している人に園の存在をアピールできます。幼稚園や保育園の場合、MEO対策の主な目的は、保護者の目に留まる機会を増やし、見学や問い合わせにつなげることです。

MEO対策を実施するメリット

MEO対策を行うことで、園のホームページを公開したり、SNSで情報を発信したりするだけの場合と比べて、実際に園を探している人に対して、より効率的に情報を届けられる可能性が高まります。

SNSは情報の拡散力に優れており、多くの人に広く認知してもらうには効果的です。しかし、SNSの利用者は必ずしも今すぐ保育園や幼稚園を探しているとは限らず、情報が流れてしまいやすいという特性があります。

一方、MEO対策では、「地域名＋保育園」「〇〇駅 幼稚園」などの具体的なキーワードで検索する“今まさに探している人”に対して、Googleマップや検索結果で園の情報を表示できる仕組みです。これは、SNSではアプローチしづらい層に対して、高い確度で情報を届けられるという点で大きなメリットといえるでしょう。

利用する際にはGoogleビジネスプロフィールの投稿が必要ですが、登録自体は無料で行えます。

MEO対策を実施するデメリット

MEO対策を講じても短期間で効果が出るものではないため、時間がかかるのはデメリットです。また、ユーザーが意見を投稿できる口コミシステムがあるため、適切な口コミ対応について学ぶ必要が出てきます。

ネガティブな口コミに不適切に対応すると、園の評価に悪影響を及ぼす恐れがあります。

保育園・幼稚園のホームページ制作でMEO対策を進める際のポイント

登録情報は常に正確なものにする

Googleビジネスプロフィールに登録する園の情報は、常に正確かつ最新の状態に保つことが大切です。ホームページやSNSと内容に違いがあると、情報の信頼性が損なわれるだけでなく、検索結果での表示順位が下がる要因になるともいわれています。一貫性のある情報発信が、検索評価の向上につながります。

口コミには迅速に、誠意をもって対応する

口コミへの対応は、園の印象を大きく左右します。高評価のコメントには、感謝の気持ちを丁寧に伝えることで、温かな信頼関係を築くきっかけになります。一方で、低評価の口コミにも誠実に向き合う姿勢が大切です。反論したり無視したりすると、第三者である他の保護者に不信感を与えてしまう恐れがあります。

特に、入園を検討している方にとっては、口コミの対応も園選びの判断材料のひとつです。不安を与えないためにも、冷静かつ丁寧な言葉で、真摯な対応を心がけましょう。

保育園・幼稚園のホームページ制作でMEO対策を進めよう！

新規に入園者を獲得したい保育園・幼稚園にとって、MEO対策は役立つ手段のひとつとされています。ただし、MEO対策で効果を出すためには、正確な情報の登録や、寄せられた口コミへの誠実な対応、定期的な情報発信などが必要です。適切に運用できれば園の信頼性向上にもつながりますが、誤った対応を避けるためにも、事前にMEO対策について理解を深めてから取り組むことが望まれます。

どんな会社にホームページを作ってもらうべき？