いまや保護者の方のほとんどが、スマートフォンから園のホームページを利用しています。送り迎えの合間や仕事の休憩中など、ちょっとしたすきま時間に情報を探すことが当たり前になりました。パソコンよりも「片手でサッと見てパッと知りたい」という要望が強くなっています。
そのため、園のWebサイトには「スマホで完結できる」ことが強く求められます。ページの読み込みが遅かったり、見たい情報まで何回もタップしないとたどり着けなかったりすると、多くの保護者は途中で離脱してしまいます。こうした“スマホファースト”な目線でサイトを設計することが、信頼される園づくりの第一歩です。
初めて園のホームページを訪れた保護者は、見学や入園についての情報を探しています。しかし、複雑なメニューや多すぎる項目で迷子になってしまうことが多いのが現状です。スマホの場合、表示範囲が狭いので、横に広がるメニューや隠れたページがさらに見つけづらくなります。
こうした導線のわかりづらさは、「探しても見つからないなら、ほかの園を見よう」と離脱を招く原因になります。大切なのは、ホーム画面から“園見学”や“入園案内”への導線を分かりやすく、目立つ場所に設置することです。これだけでも離脱率をグッと減らすことができます。
保護者にとって「最新のお知らせ」や「行事予定」は、毎日確認したい大切な情報です。しかし、スマホで見たときにPDFファイルがそのまま貼られていたり、画像が小さくて拡大しないと読めなかったりすると、情報が届かず不便を感じることが増えてしまいます。
また、更新日が分かりにくかったり、情報が古いままだと「この園はちゃんと更新されていないのかな?」と不安を感じてしまいます。お知らせや行事案内は、一覧で見やすく、常に最新情報が上に表示されるように工夫することで、安心感と信頼につながります。
「急ぎの連絡をしたい」「直接問い合わせしたい」——そんな時に、電話番号がすぐ見つからなかったり、リンクをタップしても電話がかけられなかったりすると、保護者は困ってしまいます。スマホで見ている場合は、番号をコピーする手間さえも大きな離脱要因になりがちです。
また、問い合わせフォームにたどり着いても、入力項目が多すぎたり、途中でエラーが出て先に進めなかったりすると「やっぱり後にしよう…」となってしまいます。電話ボタンやフォームへの導線は、トップページの見やすい位置に設置し、入力の手間もできるだけ省くことがポイントです。
園見学の予約や説明会の申込など、フォーム入力が必要なシーンもスマホでは離脱しやすい場面です。特に入力項目が多かったり、誤入力時のエラー表示が分かりにくい場合、途中で送信を諦めてしまう方が多いのが実情です。
スマホ利用では、「入力にかかる手間をいかに減らせるか」が大切です。必要最小限の項目に絞り、入力しやすいレイアウトや自動入力補助を設けることで、最後まで迷わず完了してもらえる工夫が求められます。
スマホ画面はパソコンよりも表示領域が狭いため、ナビゲーション(メニュー)はできるだけシンプルにすることが大切です。メニューが多すぎたり、階層が深いと、目的のページまでたどり着けず途中で離脱してしまうケースが増えてしまいます。
よく使うメニューや大事なページへのリンクは、画面上部やフッターなど、保護者がどこからでもすぐアクセスできる場所に配置しましょう。「入園案内」や「お知らせ」など、保護者目線で“よく使う導線”を優先して配置することで、使いやすさがぐんとアップします。
スマホでは「ひと目で何ができるサイトか」「どこを押せば目的の情報に行けるか」がすぐに分かることが重要です。情報が多すぎてごちゃごちゃしていると、読む前に離脱されてしまうことも。画面の最初の方(ファーストビュー)に“今すぐ知りたい”情報をまとめることで、安心感を持ってもらえます。
また、見出しやボタンのラベルは「分かりやすく・短く」まとめることがポイントです。保護者が迷わずに操作できるよう、スマホならではの“シンプルさ”を心がけましょう。
スマホでは指で操作するため、小さすぎるボタンやリンクは誤タップや操作ミスの原因になります。指先で押しやすい大きめのボタン(40〜48px以上が目安)を用意し、周囲に余白を持たせて設計しましょう。
また、電話や問い合わせなど、よく使うボタンは色やアイコンで目立たせることで迷わず使ってもらえます。テキストリンクもなるべく大きく、間隔を広めに取ると、保護者にとって“使いやすいサイト”という印象を持ってもらえます。
保護者の方が園のホームページにアクセスする目的は、「必要な情報をできるだけ早く知りたい」というシンプルなものです。スマホで最初に表示される“ファーストビュー”には、問い合わせ先や最新のお知らせ、園の特徴など、もっともよく使われる情報を優先して表示しましょう。
とくに電話番号や問い合わせフォームへの導線は、常に目につく場所に配置するのが効果的です。「どこから連絡したらいいかわからない…」という不安を減らし、園への信頼感も高まります。ファーストビューの工夫は、離脱防止のための最重要ポイントです。
スマホからのフォーム入力は、保護者にとって“面倒で時間がかかる”作業のひとつです。入力項目が多かったり、複雑な設計だと、途中で「やっぱり後でいいかな」となりがちです。必要最小限の入力項目にしぼり、名前や電話番号などは自動補完が使える設定にしておくと、送信完了までのストレスが減ります。
また、フォームは縦一列のシングルカラムでまとめると、画面の横スクロールが不要になり、操作がとてもスムーズになります。途中で入力内容に間違いがあった場合は、リアルタイムで分かりやすくエラー内容を伝えると、最後まで安心して入力できます。
スマホでホームページを見るとき、ページの読み込みが遅かったり、何も表示されない“待ち時間”が長いと、ほとんどの保護者はその時点で離脱してしまいます。画像のサイズやデータ量を減らしたり、表示を最適化することで、待たせない工夫をしましょう。
どうしても読み込みに時間がかかる場合は、ローディング中のアニメーションや「あと少しで表示されます」といったメッセージを入れることで、“不安”を感じさせずに済みます。こうした細かな配慮が、「またこの園のホームページを見たい」と思ってもらえるポイントです。
ホームページからの離脱を防ぎ、保護者が「また見たい」「ここなら安心」と感じてくれるサイトにするためには、日々のちょっとした改善の積み重ねが大切です。スマホでの利用を前提に設計することで、保護者の使いやすさもぐっとアップします。まずは現状のホームページを、次のチェックポイントで見直してみましょう。
すべてを一度に変えるのは難しくても、1つでも実践してみることで保護者の利便性は大きく変わります。「スマホ完結」を意識した見直しで、園の魅力や情報がきちんと伝わるホームページづくりを一緒に進めていきましょう。
近年、保育園・幼稚園を取り巻く環境は大きく変化しており、ホームページは集客・採用において重要な役割を担っています。
これまでのように「近所だから」「兄姉も通っていたから」という理由だけで入園を決める時代は終わり、保護者はWeb検索を通じて複数の園を比較し、信頼できる園を見極める時代に変わっています。
同時に、慢性的な人材不足を抱える園にとって、ホームページは保育士採用の第一歩でもあります。だからこそ、ただ見た目がきれいなだけでなく、保護者の心をつかみ、求職者に「ここで働きたい」と思わせる内容設計が必要不可欠です。
当メディアでは、入園希望者・採用希望者の増加や、検索順位で上位表示など、明確な成果を出しているホームページ制作会社を厳選して紹介していますので、下記の比較表から、貴園に合った制作会社をぜひ見つけてください。
ホームページ作りで失敗したくないなら、保育園・幼稚園のホームページの実績がある制作会社に依頼するのがポイント。保育業界についての知識をもとに、園や保護者のニーズに合ったホームページを制作してくれるでしょう。
入園希望者が横ばい、減少傾向にある。ホームページの効果が実感できていない
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地域の競合など様々な角度から分析し、集客と採用を同時に改善
現在のホームページが検索で上位表示されていないので、そもそも保護者に見つけてもらえていない
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