保育園・幼稚園のホームページは、園の方針や行事の情報、日々の活動の様子を発信する重要なツールです。一方で、インターネット上に情報を公開する以上、さまざまなセキュリティリスクにさらされる可能性があります。
こうしたリスクから保育園・幼稚園、そして園児を守るためには、想定されるリスクを把握し、事前にセキュリティ対策を講じることが重要です。本記事では、インターネットセキュリティに関する主なリスクと、保育園・幼稚園における具体的な対策のポイントを紹介します。
個人が特定される形で園児の写真をホームページに掲載した場合、第三者によって悪用されるおそれがあります。過去には、保育園・幼稚園がホームページに掲載していた子どもの肌の露出が多い写真が、フィッシングサイトや不適切なコンテンツで悪用された事例も報告されています。(※)
一度公開した写真は保存される可能性があり、完全に削除することが難しくなるため、慎重な対応が求められます。特にSNSやネット掲示板などに転載されると制御が困難となり、保護者との信頼関係に悪影響を及ぼしてしまいます。
適切に管理しているつもりでも、サイバー攻撃により個人情報が流出するおそれがあります。過去には15万人超の東京都内の保育園・学童施設の利用者の個人情報が閲覧可能な状態になったトラブルがありました。(※)
原因は、身代金を要求する「ランサムウェア」と呼ばれるサイバー攻撃であるとされています。こうした攻撃に備えるためには、十分なセキュリティ対策を講じることが求められます。特にIT専門人材が配置されていない保育施設では、セキュリティ体制が脆弱になっている場合があります。
ホームページの通信を暗号化するSSLの導入は、基本的なセキュリティ対策の一つです。これにより、フォームから送信される保護者の個人情報や問い合わせ内容などが、第三者に読み取られるリスクを軽減できます。
使用しているCMSやプラグインは、定期的にアップデートすることが重要です。アップデートを怠ると脆弱性が放置され、攻撃の対象になりやすくなります。また、パスワードについても複雑なものを設定し、定期的に変更することが求められます。
職員一人ひとりの意識が重要であるため、ITリテラシー研修を実施し、パスワード管理やメールの取り扱い、ファイル共有時の注意点などを具体的に学ぶ必要があります。ヒューマンエラーによるリスクの低減につながります。
保育園・幼稚園のホームページ制作では、システムと人の両面からのセキュリティ対策が欠かせません。ホームページは園の顔ともいえるものなので、ホームページを適切に運営するためには、セキュリティ対策の実施が重要です。
専門的なセキュリティ対策が必要な場合は、ホームページ制作会社への依頼を検討するのも一つの方法です。
近年、保育園・幼稚園を取り巻く環境は大きく変化しており、ホームページは集客・採用において重要な役割を担っています。
これまでのように「近所だから」「兄姉も通っていたから」という理由だけで入園を決める時代は終わり、保護者はWeb検索を通じて複数の園を比較し、信頼できる園を見極める時代に変わっています。
同時に、慢性的な人材不足を抱える園にとって、ホームページは保育士採用の第一歩でもあります。だからこそ、ただ見た目がきれいなだけでなく、保護者の心をつかみ、求職者に「ここで働きたい」と思わせる内容設計が必要不可欠です。
当メディアでは、入園希望者・採用希望者の増加や、検索順位で上位表示など、明確な成果を出しているホームページ制作会社を厳選して紹介していますので、下記の比較表から、貴園に合った制作会社をぜひ見つけてください。
ホームページ作りで失敗したくないなら、保育園・幼稚園のホームページの実績がある制作会社に依頼するのがポイント。保育業界についての知識をもとに、園や保護者のニーズに合ったホームページを制作してくれるでしょう。
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