保育園や幼稚園では、園児・保護者に関する多くの個人情報を取り扱います。ホームページの制作・運用においても、個人情報を適切に管理していくことが重要です。
園児の写真や氏名などを、何気なくホームページに掲載してしまうと、保護者の同意を得ていない個人情報が外部に公開されてしまうことになります。こうした情報公開は、思わぬトラブルやクレームにつながるだけでなく、保護者との信頼関係を損なう事態につながります。ホームページを制作・運用する際は、個人情報の取り扱いには十分な注意が必要です。
本記事では、保育園・幼稚園における個人情報保護の基本と、ホームページ制作時に押さえておきたいポイントをご紹介します。
園児・保護者に関する個人情報は、その利用目的を明確にしておきましょう。たとえば、緊急時の連絡・園内活動の記録・行政提出書類の作成などで個人情報が使われることになりますが、あくまで業務に必要な範囲にとどめることが大切です。個人情報を不適切な方法で利用することは、法令により禁止されています。
園児や保護者の個人情報を第三者に提供する場合には、あらかじめ保護者から同意を得ることが求められます。提供元で特定の個人を識別できない情報であっても、提供先で他の情報と照合することで個人が特定できる、またはその恐れがある場合には、原則として本人の同意が必要とされています。
保育園・幼稚園のホームページ制作に関わる担当者は、個人情報保護に関して適切な理解を持つ必要があります。ホームページ制作に関わる全員が正しく理解できるように、公開する情報の範囲や方法、手順を明確に定めた運用マニュアルを整備しておくことが求められます。
たとえば、掲載可能な写真の条件を明確にすることで、誤って条件外の写真を公開するリスクを減らせます。ルールが曖昧な場合は各担当者の判断に任されることになり、結果として情報漏えいのリスクが高まる恐れがあります。
職員の個人情報に対するリテラシーが不十分な場合、意図せず情報を漏えいしてしまう恐れがあります。このようなことが起こらないように、全職員に対してIT・情報リテラシー教育や研修の実施が重要です。教育・研修を実施するタイミングもあらかじめ定めておくことが大切です。
園児の写真や活動の様子をホームページに掲載する際は、事前に保護者の同意を得る必要があります。個人情報が含まれる写真や情報を公開する場合は、必ず保護者の同意を得ておきましょう。
入園時に「個人情報の取り扱いに関する同意書」として一括取得しておくほか、必要に応じて別途同意を得ることになります。写真や情報の使用範囲について具体的に説明し、保護者から同意の署名を得るようにします。
保育園・幼稚園でホームページを制作する際には、個人情報保護に関する理解を深めておくことが求められます。保護者との良好な関係を築くためにも、個人情報を適切に取り扱える体制づくりが必要です。
職員だけでの対応に不安がある場合は、保育園・幼稚園のホームページ制作に実績のある会社へ相談することも一つの方法です。
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これまでのように「近所だから」「兄姉も通っていたから」という理由だけで入園を決める時代は終わり、保護者はWeb検索を通じて複数の園を比較し、信頼できる園を見極める時代に変わっています。
同時に、慢性的な人材不足を抱える園にとって、ホームページは保育士採用の第一歩でもあります。だからこそ、ただ見た目がきれいなだけでなく、保護者の心をつかみ、求職者に「ここで働きたい」と思わせる内容設計が必要不可欠です。
当メディアでは、入園希望者・採用希望者の増加や、検索順位で上位表示など、明確な成果を出しているホームページ制作会社を厳選して紹介していますので、下記の比較表から、貴園に合った制作会社をぜひ見つけてください。
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